4月に私を悩ませたもう一つのこと。
今年度は住んでる地区の副班長の順番が回ってきて、4月は班費の集金をする月だった。
うちの地区は4月に一年分いくら、というふうで決まった額を集金して、
年間何回か市や地区に納めるモロモロのお金をそこから班長さんが支払い、
残りは貯めておいて冠婚葬祭の祝い金や地区での集まりの茶菓代なんかに使う
というのが長年のしきたりになっている。
今年私が集金を担当する人の中に、「そんなやり方納得いかない!」という人(仮にAさん
とする)が出現

忘れもしないけど、Aさん夫婦は引っ越してきた翌年にも一度「班を抜けたい」と
言ったことがある。
私が班長をした翌年のことで、当時の班長さんに「どうしよう?」と相談されたのだ。
まだこの地区でヒヨッコもいいとこだった私にはモチロンいい考えなどあろうはずもなく、
お隣の長老・Tさんに相談したところ、「そんなこと言うヤツぁ地区のゴミ出し場に
ゴミも出してくれるなよ!地区の人間が持ち回りでゴミ出し場の掃除しとるんだから」とTさん。
Tさんがそんな話をじかにしてくれたらしく、その年Aさん夫婦は結局抜けず、
その数年後には班長さんも務めている。
そしてちょっと前には地区の神社の氏子総代さんにもなった(くじびきで決まって)。
最初に集金に行ったときにはAさんのダンナさんが出てらして、
「氏子総代をやってみて、神社に払う金はムダだと分かった。
神社関係のお金は払いたくない。それがダメなら班を抜ける」と言われた。
とりあえず班長さんに相談したら、何日か後には地区の他の人にもその話が伝わってて、
集金のときに私に苦情を吐き出してきた。
「そんな勝手なこと許しちゃいかんよ。氏子総代やったとか言ってるけど、
あそこのダンナは総会にも全然出てかなくて仕事もしなくて、
『○○地区の氏子はナニやっとる!』ってうちの嫁さんが神社の人に怒られたんだよ!」
とかいろいろ。
う〜ん、それは私にはいかんともしがたい

という内容ばかりで、
「抜けたいなら抜けてもらえばいいんじゃない?」と思ってた私は、
コトがそんなに簡単に片付けられないかもと、そこで初めて気づいた(←遅い)。
一方、Aさんとももうちょっと話をしなきゃ、と、何度か訪ねてピンポンしたんだけど、
あからさまに居留守を使われて(だって夫婦の車2台とも停まってるし)困ってた。
ある日何回めかの居留守にガッカリしつつ家に帰ろうとしたそのとき!副班長(私)は見た!!
たった今ピンポンに無反応だった家から、Aさんの奥さんが出て来た

!!!
居留守についてはとりあえずいいから、とにかく話をせねば、と、奥さんに声をかけつつ
駆け寄る副班長(私。←しつこい)
迷惑そうな顔をしつつ、奥さんも諦め顔で話をし始めた。
いわく、「自分たちは地区で疎外されてる。余剰金が地区の貯金として貯まってくなんて
ムダ。冠婚葬祭のお金なんてうちはいらない。神社関係も福祉関係も
結局は上層部がどんちゃん騒ぎするのに使うだけで、そんなお金を払うのはバカらしい…」
う〜ん、多分、そういう側面もあるのだろう。
だけど、そういうことがあって成り立っている部分も大きいのが地区の組織ではないか。
それをなんとなく了承して支える住民があって、地区というのは成り立ってるのではないか。
合理性を考えたら、それは納得のいかない使途も会計の中にはあるだろう(Aさん夫婦は
班長をやったときに会計記録をくまなく検分して、ムダが多いと憤っていたらしい)。
でもそれならば、地区の人たちで集まったとき(Aさんが氏子総代に選ばれたくじびきを
したときにも寄り合いはあった)に提案してくれればよかったではないか。
Aさんは「越してきたときに宗教上の関係で神社の仕事はしたくないと○○さんに話しておいたのに、
氏子総代のくじびきのときに○○さんはそのことをみんなに言ってくれなかった」とも言っていたが、
それならなぜ肝心のくじびきをするそのときに、自分で言って辞退しなかったのか…?
こっちにも言いたいことは出てくるが、特に「自分たちは疎外されてる」と
話し始めたところから奥さんは泣きだして感情的になっていて、
とてもこっちの話に聞く耳を持ってるとは思えない感じ。
「そうですか〜」となだめつつ話を聞いて帰り、とりあえず班長さんに報告した。
今回のことでラッキーだったのは、班長さんが地区の重鎮的存在の人だったこと。
その班長さんが、「もういいよ。めんどくさいで、払ってくれる分だけもらっときゃ
いいわ」と一言。
全額払わないのに班を抜けずに済むなんて例外を作るのはまずいんじゃないかと
心配してたけど、重鎮格の班長さんがそう言うんだもの。
長いものには巻かれよ、って言うじゃん

結局Aさん夫婦の納得する明細分だけを集金して、
「あんたもご苦労さんだったね」と班長さんに労いのお言葉をいただいて
今回の件はおしまい。
あ〜あ

まぁ、時代の流れを考えると、Aさん的考えが今後は主流になっていくだろうし、
住民の世代交代とか新しい人の転入とかが進むと、このことはいずれ
検討課題になっていくんだろうけどね。
…、と、私本人よりも読む人のほうが疲れてしまいそうな長文で
モヤモヤをぶちまけてソーリー